OpenFOAM v1906 を Ubuntu 16.04 LTS にインストールメモ

2019年7月5日

はじめに

OpenFOAM v1906 をソースコードからコンパイルする。

インストール対象マシン

Ubuntu Desktop 16.04 LTS (x86_64)。OpenFOAM 6/OpenFOAM v1812 をインストール済み。

パッケージの準備

パッケージを こちら からダウンロードする。

$ tar xvzf OpenFOAM-v1906.tgz -C ~/OpenFOAM
$ tar xvzf ThirdParty-v1906.tgz -C ~/OpenFOAM

~/.bashrc に以下を追加。

. ~/OpenFOAM/OpenFOAM-v1906/etc/bashrc

端末を再起動する。"foam" と打って $WM_PROJECT_DIR (OpenFOAM のディレクトリ) に移動できれば OK。

コンパイル

コンパイル。

$ foam
$ ./Allwmake -j -s -l

CPU 全部使う。使う CPU 数を指定したい場合は "-j 2" などとする。

エラーが出た。

In file included from /home/cfd/OpenFOAM/OpenFOAM-v1906/src/OpenFOAM/lnInclude/postProcess.H:133:0,
                 from buoyantBoussinesqPimpleFoam.C:71:
../buoyantBoussinesqSimpleFoam/createFields.H: In function ‘int main(int, char**)’:
../buoyantBoussinesqSimpleFoam/createFields.H:107:5: error: ‘simple’ was not declared in this scope
     simple.dict(),
     ^

別に CPLUS_INCLUDE_PATH の設定 (今回の場合は preCICE の Boost と YAML) があると邪魔するようで、それを無効にしてコンパイルしなおした。

ParaView のセットアップ

ParaView は 本家 からダウンロードするか、OpenFOAM 6 のものを使う。

paraFoam で ParaView が起動するように alias を設定する。

alias paraFoam="paraFoam -builtin"

オプションなしでも起動するが、エラーメッセージを抑制するため。