OpenFOAM v1812 を Ubuntu 16.04 LTS にインストールメモ

2019年1月7日

はじめに

OpenFOAM v1812 をソースコードからコンパイルする。

インストール対象マシン

Ubuntu Desktop 16.04 LTS (x86_64)。OpenFOAM 6/OpenFOAM v1806 をインストール済み。

パッケージの準備

パッケージを こちら からダウンロードする。

$ mkdir ~/OpenFOAM
$ tar xvzf OpenFOAM-v1812.tgz -C ~/OpenFOAM
$ tar xvzf ThirdParty-v1812.tgz -C ~/OpenFOAM

~/.bashrc に以下を追加。

. ~/OpenFOAM/OpenFOAM-v1812/etc/bashrc

端末を再起動する。"foam" と打って $WM_PROJECT_DIR (OpenFOAM のディレクトリ) に移動できれば OK。

コンパイル

コンパイル。

$ foam
$ export WM_NCOMPPROCS=4
$ ./Allwmake

WM_NCOMPPROCS を設定することで、コンパイルを並列実行するようにしている (並列でないとものすごく時間がかかる)。

ParaView のセットアップ

ParaView は 本家 からダウンロードするか、OpenFOAM 6 のものを使う。

paraFoam で ParaView が起動するように alias を設定する。

alias paraFoam="paraFoam -builtin"

オプションなしでも起動するが、エラーメッセージを抑制するため。

前バージョンとの違い

今回のバージョンから、任意の場所にインストールする際、設定ファイルを修正する必要がなくなった。etc/bashrc を読みさえすればインストール場所を認識するらしい。