OpenFOAM 1.4.1 を Fedora 8 (x86_64) にインストールメモ

2008年6月10日

はじめに

LinuxMania の PC、Fedora 8 (x86_64) に OpenFOAM 1.4.1 をインストールする。

インストール

  • x86_64 用バイナリパッケージを使う
  • 32 ビット版で linux ディレクトリだったものを linux64 にする。
  • .bashrc で OpenFOAM の bashrc 読み込みの前の行に "export WM_64=on" を追加する。

あとは通常通り:

  • 足りないライブラリはインストールする。
  • インストールされているけど名前が違うライブラリは、シンボリックリンクを作成する。

FoamX の問題

FoamX を起動すると、"libXp がない" と言われた。libXp を要求する libawt が 32 ビットなので、 32 ビット (i386) の libXp パッケージをインストールした。

気を取り直して、再び FoamX を起動すると、今度は以下のようなメッセージが。

java: xcb_xlib.c:50: xcb_xlib_unlock: Assertion 'c->xlib.lock' failed.

この問題は、"export LIBXCB_ALLOW_SLOPPY_LOCK=1" とすれば直る場合があるそうだが、Fedora 8 には通用しないそうだ。

Java を、OpenFOAM 付属のパッケージではなく、Fedora 8 にインストールされているもの (LinuxMania のカスタマイズによる) を使用するように設定する。 .bashrc で、OpenFOAM の bashrc を読み込んだ後の行に、以下を追加する。

export JAVA_ROOT=/usr
export JAVA_HOME=$JAVA_ROOT
export JAVA_PATH=$JAVA_ROOT

.bashrc を読み込みなおして、FoamX を実行、無事起動しました。

patchTool が動かない

patchTool というツールがあるが、それを起動すると、Java のエラーで止まる。Fedora 8 の Java に Java3D が入っていないのが原因のようなので、Java3D をインストールした。

Java3D のページからパッケージをダウンロードする。amd64 ではなく、i586 のものをダウンロードする。ここでは、java3d-1_5_1-linux-i586.bin をダウンロードした。

ダウンロードしたパッケージを実行し、yes と入力すると、lib ディレクトリが作成される。lib 以下のファイルを /usr/java/jre1.5.0_14/lib に放り込む。