OpenFOAM for Windows

2015年11月26日

はじめに

OpenFOAM for Windows (OpenCFD 版) について。

バージョン

OpenFOAM for Windows 2015.11.20 版 (OpenFOAM 3.0.0)

必要な環境

VirtualBox が動かせる環境。

OpenFOAM for Windows の入手

ここ から入手。

OpenFOAM for Windows について

この OpenFOAM for Windows は、Windows ネイティブのバイナリではなくて、Docker を用いて「コンテナ」化された環境を動かすものである。仮想化された Linux 環境で OpenFOAM を実行するが、VirtualBox で直接 Linux を扱う感覚ではなく (結局は裏で VirtualBox が使われているのだが)、OpenFOAM 用にだけ Linux 環境が展開されるイメージである。この環境は Live DVD のような一時的なもので、Linux 環境上のデータは保存されないため、データは Windows 側に置く必要がある。

※正確には、もとになる「イメージ」から「コンテナ」が作成され、そのコンテナが生きている限りコンテナ内で作業した結果は残る。ただし、コンテナはコマンド一発であっさり消えるので、注意が必要。OpenFOAM for Windows の場合、"OF_Env_Create" を実行するとコンテナが作り直されるので、そのタイミングでコンテナ内の作業データが消える。

ベースは CentOS のようである。

インストール

ダウンロードしたファイルを実行する。OpenFOAM 環境と boot2docker がインストールされる。

実行

デスクトップに "OF_Env_Create" と "OpenFOAM_Start" というアイコンができる。"OF_Env_Create" を実行してから、"OpenFOAM_Start" を実行する。"OF_Env_Create" の実行は基本的にはインストール後に 1 度だけ行えばよい。

注意: "OF_Env_Create" を実行するとコンテナ内の作業データが消える。"OF_Env_Create" を実行しなければデータは残るし、あえてリセットしたいときはこれを実行すればよい。

"OpenFOAM_Start" を実行すると、Linux のコマンドラインが出てくる。ホームディレクトリに "workingDir" というディレクトリがあり、これが Windows のユーザーフォルダに直結している。作業は基本的にこの中で行う必要がある。

ParaView はこの環境では用意されていないので、別途 Windows 版をインストールする必要がある。計算結果を見るにはケースディレクトリの中に "case.foam" といったファイルを用意して ("touch case.foam" と実行すればよい)、それを ParaView で開く。

ソルバーのコンパイル

ソルバーのコンパイルはふつうに可能。