はじめに
Unity アプリを iPhone 実機で動かしてみたメモ。
Unity 以外に必要なもの
- Mac
- Xcode
- Apple ID (アプリを実機に書き出すのに必要)
環境
- macOS Sierra (10.12.6)
- Unity 2017.1
- Xcode 8.3.3
Unity で Xcode のプロジェクトを書き出す
- メニュー [File]-[Build Settings...] で iOS を選択して [Switch Platform] ボタンをクリックする。

- [Build Settings...] の [Player Settings...] ボタンで右側の "Inspector" タブに設定が出てくるので、必要な設定をする。
- "Resolution and Presentation" の "Orientation" で画面の方向を決める。
- "Ohter Settings" の "Identification" にある "Bundle Identifier" を設定する (Xcode でも設定可能)。"com.<会社名>.<製品名>" の形で設定する ("com." である必要はないみたい)。
- [Build Settings...] の [Build] ボタンでプロジェクトを書き出す。
Xcode でアプリを iPhone 実機に書き出す
- USB ケーブルで iPhone を Mac に接続する。
- Unity で Xcode のプロジェクトを書き出すと、Finder でフォルダの場所が表示されるので、その中の "Unity-iPhone.xcodeproj" をダブルクリックして Xcode を起動する。
- 接続した iPhone が認識されていることを確認する。下図の "Generic iOS Device" のところが接続した iPhone になっていれば OK。なっていなければ、そこをクリックて選択するか、選択肢に出でこなければ接続しなおしてみる。

- とりあえずビルドしてみる。下図の矢印をクリックする。

- 警告マーク
が出るのでクリックしてみると、なにか処理の実行を問い合わせてくるので、許可する。はじめて Xcode で実機に書き出す場合は "Signing for ..." といったエラーが出る。これは、チーム (Apple ID) の設定が必要なためである。下図の赤枠の部分をクリックしてプロジェクトからターゲットに切り替える。 "Signing" という項目があるので、そこの "Add Account" で Apple ID の設定をする。その後、ターゲットの "Siging" で "Team" を設定できるようになっているので、設定した Apple ID を選択する。再度ビルドを実行。
- iPhone にアイコンが出てくれば OK。
iPhone 実機でアプリを動かす
iPhone に出てきたアイコンをタップしてもそのままでは起動できない。[設定] の [一般]-[プロファイルとデバイス管理] に Xcode で設定した Apple ID が出てきているので、"信頼" するように設定する。その後、アプリが起動するようになる。
実機転送めんどくさくない?
実機での操作の感覚をつかむためだけが目的なら、アプリの Unity Remote5 で Unity からリモート表示させたほうが早い。
iPhone を USB ケーブルで Mac に接続して、Unity のメニュー [Edit]-[Project Settings]-[Editor] の "Unity Remote" の "Device" で接続されているデバイスを選択し、iPhone でアプリ Unity Remote5 を起動後、Unity で Play ボタンを押すだけ。
参考
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