MinGW 64 bit 版 のセットアップ2021年2月2日 | |
はじめにWindows に Linux の開発環境を構築する MinGW の 64 bit 版のセットアップメモ。 環境Windows 10 64 bit MinGW の導入方法MinGW の導入方法には、以下の方法がある。
MinGW は Windows に gcc などの開発環境を導入するものであるが、MSYS2 は bash などシェル周辺の Linux 環境を構築するものである。MSYS2 はパッケージマネージャを備えており、それを通して MinGW を導入することができる。 MinGW 64 bit 版のインストールMinGW 64 bit 版のインストーラ "mingw-w64-install.exe" を以下からダウンロードする。 インストーラを実行するとインストールが始まる。"Settings" の "Architecture" で "x86_64" を選択する。 インストール後、インストールフォルダの bin フォルダをパスに追加する。デフォルトでは "C:¥Program Files" 以下にインストールされるが、パスに空白を含むと問題が起る場合があるので、"C:¥" の直下に入れたほうがよいかもしれない。 MSYS2 のインストールMSYS2 のインストーラ "msys2-x86_64-*.exe" を以下からダウンロードする。 (ここでは msys2-x86_64-20210105.exe を使用) インストーラを実行してインストールを行う。 MSYS2 のアップデートインストールしたらまず "MSYS2 MSYS" を起動し、アップデートする。 $ pacman -Syu MSYS2 のパッケージマネージャMSYS2 にはパッケージマネージャが備わっている。たとえば、VIM をインストールするには次のようにする。 $ pacman -S vim pacman の主要な使い方は以下の通り。 パッケージの検索 $ pacman -Ss <キーワード> パッケージのインストール $ pacman -S <パッケージ> インストール済みのパッケージの表示 $ pacman -Q インストール済みのパッケージの検索 $ pacman -Qs <キーワード> インストール済みのパッケージのファイルを表示 $ pacman -Ql <パッケージ> ファイルを保有しているパッケージの表示 $ pacman -Qp <ファイル> パッケージの削除 $ pacman -R <パッケージ名> パッケージのダウンロードがうまくいかない場合パッケージのダウンロードがうまくいかない場合、ダウンローダーを変更したらうまくいく場合がある。wget をインストールできたとして、wget をダウンローダーとするには、C:¥msys64¥etc¥pacman.conf の以下の行のコメントをはずす。 #XferCommand = /usr/bin/wget --passive-ftp -c -O %o %u 手動でパッケージをダウンロードしてインストールするには、ここ からファイルをインストールし、C:¥msys64¥var¥cache¥pacman¥pkg にファイルを置き、そのパッケージを "pacman -S" でインストールすればよい。 MSYS2 における開発環境の導入MSYS2 の起動アイコンは "MSYS2 MSYS"、"MSYS2 MinGW 64-bit"、"MSYS2 MinGW 32-bit" の 3 つある。MSYS は Linux 風の環境を構築するもので、これ自体にもコンパイラを導入できる。一方、MinGW は Windows ネイティブプログラムを作るためのものである。前者は Linux 特有の関数を使えるが、後者はそうではない。 MinGW の開発環境を導入するには、以下のようにする (これ自体は MSYS から実行してよい)。 $ pacman -S --needed base-devel mingw-w64-x86_64-toolchain 一方、MSYS の開発環境は、以下で導入できる。 $ pacman -S --needed msys2-devel どちらの環境が使われるかは、起動するシェルによって切り替わる。 個人的お気に入り設定メモmintty オプション (コマンドウインドウ右クリック [Options...])
‾/.bashrc alias ls='ls -F --color=auto' alias vi='vim' | |
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