RPM パッケージの管理2019年10月30日 | |
はじめにyum/rpm コマンドによる RPM パッケージの管理の方法。 yum によるパッケージの管理インストールされているすべてのパッケージ名の表示$ yum list installed パッケージの検索$ yum search <キーワード> パッケージの情報の表示$ yum info <パッケージ名> ファイルを提供するパッケージの検索$ yum provides <ファイル名> パッケージのインストール# yum install <パッケージ名> バージョンを指定したい場合、まずどんなバージョンがあるのか調べる。 $ yum --showduplicates search firefox パッケージ名にバージョンをつけてインストールする。 # yum install firefox-52.8.0-1.el7_5.x86_64 パッケージのアンインストール# yum remove <パッケージ名> パッケージのアップデート# yum update あるいは、パッケージを指定する。 # yum update <パッケージ名> 依存関係を解決できないものは無視するには、--skip-broken オプションを用いる (うまくいくとは限らない)。 # yum update --skip-broken アップデートのチェック# yum check-update アップデートの自動化yum-cron を使う。 インストール # yum install yum-cron.noarch 設定 /etc/yum/yum-cron.conf #apply_updates = no apply_updates = yes サービスの開始 # service yum-cron start ※アップデートの結果 X が立ち上がらなくなったりするので、自動アップデートはよく考えて行う。特に、カーネルのアップデートには気を付けること。 アップデートの除外たとえば、カーネルのアップデートを除外するには次のように設定する。 /etc/yum.conf exclude=kernel* ディストリビューションのバージョンアップも除外したい場合は次のようにする。 /etc/yum.conf exclude=kernel* centos* Red Hat の場合は "centos*" の代わりに "redhat-release*" とする。 バージョンの固定パッケージのバージョンを固定するには、versionlock プラグインを用いる。 # yum install yum-plugin-versionlock /etc/yum/pluginconf.d/versionlock.list にバージョン付きのパッケージ名を記述する。 履歴とアンドゥyum の実行履歴の確認# yum history すべてのリスト # yum history list all 実行コマンドを表示# yum --setopt=history_list_view=commands history list all 表示されるテーブルの 2 項目に何を表示するかはバージョンや設定による。上記のオプション指定なしに実行コマンドを表示させたい場合は、/etc/yum.conf に次のように書く。 history_list_view=cmds ユーザーを表示させたい場合は、"cmds" を "users" とすればよい。 詳しい情報# yum history info <ID> アンドゥ# yum history undo <ID> アンドゥは、指定した ID についてだけ行われるので注意。たとえば、ID 12、13、14 の順番に依存性がある場合に 12 をアンドゥしたい場合は、14、13、12 の順でアンドゥする。 リポジトリの確認$ yum repolist all キャッシュを消す# yum clean all リポジトリの問題でパッケージを参照できなくなった場合に試してみる。 rpm によるパッケージの管理インストールされているパッケージのリストの表示$ rpm -qa パッケージの情報の表示$ rpm -qi <パッケージ名> パッケージに属するファイルリストの表示$ rpm -ql <パッケージ名> ファイルが属するパッケージの表示$ rpm -qf <ファイル名> RPM ファイルの情報の確認RPM ファイルを less で開くとその情報を見ることができる。 $ less <RPM ファイル名> パッケージの依存性の確認# rpm -qpR <RPM ファイル名> パッケージのインストール# rpm -ivh <RPM ファイル名> 必要なパッケージを要求されることがある。パッケージの依存関係を無視してよいことがわかっている場合は、つぎのように無理やりインストールすることができる。 # rpm -ivh --nodeps <RPM ファイル名> オプション "--nodeps" はアップデートやアンインストールでも使用できる。 パッケージのアップデート# rpm -Uvh <RPM ファイル名> パッケージのアンインストール# rpm -e <パッケージ名> 同一の名前のパッケージをすべて削除するには、"--allmatches" オプションを使用する。 # rpm --allmatches <パッケージ名> パッケージのインストールなどのテスト# rpm -ivh --test <RPM ファイル名> | |
PENGUINITIS |